8Dレポート:8D問題解決の完全ガイド
8Dレポートは、8つのステップで問題解決を進める構造化された文書です。本ガイドでは、その目的と使いどころ、D0〜D8の各ステップを解説します。
8Dレポートとは
8Dレポートは、チームで進める問題解決の過程を8つのステップで記録します。準備(D0)、チーム(D1)、問題記述(D2)、暫定処置(D3)、根本原因(D4)、恒久処置(D5)、実施(D6)、再発防止(D7)、完了(D8)です。自動車OEMが提出を求めることが多く、IATF 16949の是正処置要求に対応します。
D0〜D8の概要
D0 — 準備緊急度を評価し、顧客保護のための緊急対応を実施します。
D1 — チームリーダー・スポンサー・専門家を含む跨職能チームを編成します。
D2 — 記述5W2Hで正確かつデータに基づく問題記述を作成します。
D3 — 暫定処置暫定処置を実施し、疑わしい在庫を隔離します。
D4 — 根本原因技術的原因・システム的原因と流出ポイントを特定します。
D5 — 検証本格展開の前に恒久処置の有効性を検証します。
D6 — 実施恒久処置を展開し、量産で効果を確認します。
D7 — 再発防止FMEAと管理計画を更新し、教訓を横展開します。
D8 — 完了チームを称え、教訓をまとめて正式に完了します。
8Dが必要になる場面
- 顧客やOEMが正式な是正処置報告書を要求したとき。
- 安全に関わる不具合や市場不具合で跨職能の調査が必要なとき。
- 同じ不具合がシフト・ライン・サプライヤをまたいで再発するとき。
- 品質マネジメントシステムが原因分析の記録を要求するとき(IATF 16949、ISO 9001)。
8D.wiki — 8DナレッジベースとAIレポート生成